武井シェフBlog

プロフィール

sankara屋久島エグゼクティブシェフ
武井 智春
1966年群馬県生まれ。
素材が持つ力を十分に、美しく引き出す料理を目指しています。
趣味は、ダイビングです。

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やっと見つけた竹の子の王様 大名竹 

春の足音と共に新緑が山々を覆い始める頃、屋久島の竹の子は旬を迎えます。
3月中旬から5月下旬にかけ、4種類の竹の子が次々と姿を現し、竹の子掘りは大忙し。
収穫は、孟宗竹から始まり、古参竹、真竹へと続き、最後に採れるのがこの大名竹。

 

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この大名竹は数が少なく旬も短いことから、素人ではなかなか見つけることのできない代物で、
他の竹の子よりもアクが少なく、皮付きのまま炭火で焼くとトウモロコシのような香りと甘さが特徴です。
ポリポリとした触感がまた格別。

足しげく竹林に通い、ようやく大名竹のある場所を発見した時は思わず「おおっ!」と
歓喜をあげてしまいました。


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ちなみに名の由来『大名竹』はこれを食べたお殿様が「これはうまい」と太鼓判を
押したということに始まるとか。
さてさて、屋久島の豊かな自然と清らかな水が育んだ「大名竹」のお味は、いかに。
今夜はあなたがお殿様。魚や肉料理と共にメインのひと皿を飾る名脇役を是非、ご賞味ください。

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