武井シェフBlog

プロフィール

sankara屋久島エグゼクティブシェフ
武井 智春
1966年群馬県生まれ。
素材が持つ力を十分に、美しく引き出す料理を目指しています。
趣味は、ダイビングです。

sankara hotel&spa 屋久島 オフィシャルサイト

オンライン予約

パッションフルーツの落下は収穫の合図!

屋久島でパッションフルーツ農家を営んでおられる中原さんから嬉しいお知らせが届きました。

待ちに待った中原さんのパッションフルーツが初入荷です。

4月、5月の受粉作業を経てようやく収穫の時期がやってきました。

実は、このパッションフルーツ(時計草)、受粉作業がかなり大変なんです。

時計草は、1日5~6時間しか花を咲かせないため、花の咲いている間に受粉作業を終わらせないと花がしぼんでしまい、ジュースのたっぷりと詰まった完熟した実になりません。

午前11から午後4時までの間に多い時には1日に1000個もの花が咲き、これを中原さんは一つ一つ丹念に筆を使ってひとりで受粉作業をしておられるのです。

まさに時間との戦い。大変な重労働です。  

 

時計草2.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

今年は、少しでもお役に立てればと思い、助っ人としてサンカラスタッフも受粉作業をお手伝いさせていただきました。

それだけに初物収穫のお知らせは、サンカラスタッフにとってもすごく嬉しい出来事でした。

中原さんのパッションフルーツは完全無農薬栽培なので、手間暇かかる分、色つやもよく、味もまた抜群なんです。

 

ところで「パッションフルーツの落下」といってもピンとこない方も多いのではないでしょうか。パッションフルーツは、受粉後約45日でたわわに実った果実が完熟するとひとりでに落下します。つまり果実の落下が収穫の合図というワケ。

中原さんの畑では、連日夕方になるとポトリポトリと嬉しい収穫の足音が聞こえてくるそうです。

 

パッションフルーツ②.JPG

パッションフルーツ④.JPG 

 ちなみに鹿児島県は全国のパッションフルーツの約60%近くを生産しており、屋久島もその代表格。 島のパッションフルーツは酸味が強いですが、香りは抜群!これからますます糖度も上がってきます。

ホテルでは早速ウェルカムドリンクでシャンパンと合わせてお出ししています。

 

中原さんのホームページも是非ご覧ください。

 http://www.geocities.jp/yakushimapassiongarden_nakahara/index.html

 

コメントを書く

ページトップへ