「サンカラ基金」について
平素より「サンカラ基金」に温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
皆様より頂戴しました寄付金に関しましては、
この度、下記の内訳にて寄付とさせていただきましたので、ご報告いたします。
◆「サンカラ基金」の使途について
・屋久島里地里山保全再生計画への寄付金・・・・1,942,270円(屋久島町役場)
※132,730円は、次年度へ繰り越し。
◆屋久島里地里山保全再生計画(屋久島町役場)への寄付について
「sankara hotel&spa 屋久島」では、"里地の復元により登山一極集中化を防ぐ"
目的の一環として「魚木の増殖プロジェクト」に参画することといたしました。
古き良き屋久島を取り戻すため、魚木の増殖および花々の植栽活動を実施し、
豊かな自然環境や生活環境を創出したいと考えます。
◆ツマベニチョウの乱舞する屋久島をめざして
九州南端から南西諸島および沖縄に生息する大型のシロチョウ「ツマベニチョウ」はかつて屋久島の里地に多く生息していましたが、近年ツマベニチョウの食草となる"魚木"の減少に伴い生息数は減少傾向にあります。
魚木は低山や里地に自生する常緑小高木で、屋久島の平地や低山の照葉樹林帯に分布しますが、これらの地域の森林植生のかく乱等によって鹿児島県の準絶滅危惧種に指定されるまでに至っています。
また、屋久島の各集落には春夏の時期にツマベニチョウやアゲハチョウの乱舞が多く見られましたが、蜜元となるサンダンカやハイビスカス等の減少により、それらの蝶を取り巻く環境も悪化しているものと思われます。
このような状況を踏まえ、まずツマベニチョウの食草となる魚木の増殖活動および蜜元の花々の植栽活動を実施し、蝶の生息数を自然環境の指標とすることで持続可能で豊かな自然環境や生活環境を創出することを目的とするものです。
◆魚木増殖プロジェクト内容
・屋久島総合自然公園で挿し木増殖(現在400本実施中)
・魚木(食草用)750本購入予定
・サンダンカ、ブッソウゲ等(吸蜜用)2,304本購入予定
・各集落(全26集落)へ提供
・各集落の学校、公園、家園で植栽
皆様からの温かいご支援、誠にありがとうございます。
この場をお借りし、重ねてお礼申しあげます。
代表取締役社長 佐藤二郎
sankara hotel&spa 屋久島 スタッフ一同